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ブログを移転して心機一転。 二次創作の小説の公開や色んな感想を気の向くままに書いています。
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この前の続きです。その前に。


やっと、オフラインの方でスパロボ語れる方が見つかりましたー!


このカップリングには興味ないと思うが、それでも語れる人が身近にいるのは嬉しいです♪


今まで部活の書置きノートで会話してたのですが、明日は部会があるので会えるのです。


お話出来ればいいのですが。


それでは本編をどうぞ。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――


バルマー星が流星雨によって壊滅して5ヶ月を過ぎたあたり。


アルマナを初めとするバルマーの民たちは、第2のバルマー星となるであろう星を見つけ出した。


その星は、比較的地球圏の近くに位置していた。


そんなに条件のいい星を、何故長距離移民船団が見逃したのか。それは地球とバルマー星に住む


者達の技術力の差にあった。


勿論、長距離移民船団は水があり、酸素があるその星を見つけていた。


しかし、恒星が近すぎる距離にあるらしく、光線を和らげる、星そのものを恒星から遠ざけるなどの措置が必要であったのだが、今まで未知なる物から身を守るだけで精一杯だった地球ではそのような類の技術は確立されておらず、その星をテラフォーミングすることは現段階では不可能だと判断された。


それが、バルマーの技術力では可能なのだという。


テラフォーミングの過程を淡々と説明するバルマーの科学者たちに地球の科学者たちはただただ驚いていた。


自分たちが磨くことが叶わなかった原石を、彼らの力でなら磨き上げ、美しく輝く宝石にすることが出来るのだ。


「彼らの科学力には驚かされたよ。


 我々が彼らに打ち勝つことが出来たのは、まさに努力と根性の賜物だな」


バルマーの説明会を聞いたとある科学者は、苦笑しながらこう言葉を口にした。








しかしながら。


水素と炭素がなければ水は出来ないように、小麦粉と卵とバターと砂糖がなければケーキが出来ないように、


いくら理論が確立されていても、材料がなければ何の話にもならないのである。


周辺の星から調達できるものもあったが、それだけではどうにもならない。


その上、フーレを初めとする戦艦に乗ったバルマーの民たちの食糧問題もあった。


いつまでもバイオテクノロジーで合成された食物だけを摂っている訳にはいかない。


材料に関する問題や、食料問題は自分たちだけではどうにもならず、


かといって放って置くわけにも出来ない問題であった。


なるべくなら、他の星の民には頼らない、そう心に念じていたアルマナだったが、こればかりはどうしようもなかった。


自分で解決できないなら他人に頼るしかない、ならば、誰に?


バルマーは今まで、他の惑星への侵略行為を度々行ってきた。


侵攻を終えた星は領地とし、そこに住む民を奴隷のように扱ってきた。


その社会では、バルマー本星に住むものだけが様々な権利を有す市民だったのである。


バルマーはあまりにも多くの敵を作ってきた。しかし味方、仲間と呼べるような者達は誰一人いない。


地球の者達を除いては。











今日も、地球の者達に世話になった。


以前までは侵攻を繰り返していたというのに、昔からの仲間のように力を貸してくれる


地球の人々に、アルマナは言い尽くせぬほどの恩義を感じていた。








※一旦切ります……


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