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ブログを移転して心機一転。 二次創作の小説の公開や色んな感想を気の向くままに書いています。
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以前の第2次α感想では6話あたりまでクリアでしたが、さくさく進めて21話あたり?


「金色の破壊神」までクリアしました。話の流れは第3次αよりも好きです。


……第3次αは第2次と外伝すっぽかしてプレイしたため、話がまったく分からなかったのもあります。


白状しますと、第3次αは参戦作品(知らないけど興味があったSEEDと、イデオン、トップ、エヴァとゴーショーグン、それとSRXチームの面々)に惹かれて購入しました。


第2次αは、好みのバンプレストオリジナル勢が出なかったことと、当時、FFX-2と時期が被っていたから購入しませんでした。


そのときはスパロボよりもFFの波が来ていました。誰がなんと言おうとX-2大好きです、と話が脱線しました。


つまりは、当時の私は参戦作品に魅力があるとは思っていなかったのです。


しかし、今現在第2次αをプレイしてみると、新規参戦作品万歳と思う自分がいます。


以前も言っていたクロスボーンガンダムや、ブレンパワード、まだ勇気を連発していないガオガイガーなど、どれもこれも素敵な作品ですよ。


特にガオガイガーは、まだこの頃の凱は何かにつけて勇気を絡ませようとはしなくて好感が持てます。


身体はごっついけど爽やかな青年ですね。


ブレンパワードは小隊員として役に立ってもらってます、ユウとヒメはエネルギー改造して、同じ小隊にしてチャクラエクステンション撃ちまくってます。


気力120で消費EN40で威力4700の全体攻撃はオイシイと思った。


キンケドゥとトビアにも頑張ってもらってます。ただし、キンケドゥはF91に乗ってもらってます。


だってそっちの方が性能いいんだもの。


そこそこ改造もしており、おかげでウチのエースはキンケドゥですよ。


アラドをエースにしようと頑張っているんだけどなあ……。


現段階で撃墜数トップ3は、


1.キンケドゥ 49機(敵陣突っ込んでヴェスパーで稼ぐ!)


2.万丈 47機(気力105で使えるダイターンハンマーの使い勝手がいい)


3.アラド 45機(ファングスラッシャーの使い勝手はいいんですが、攻撃力不足かな)


となっております。第3次だと20話くらいで100機くらい落とせたと思うんだけどなあ……


全体攻撃が少ないからかな?


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本当でした!説明文から見るに、オリジナルキャラクターの設定資料がたっくさんありそうですね♪


web KADOKAWA


詳しくは上記のサイトを参照。


姫様の資料があることを祈るばかりです。


それと、願わくば第4次SとFのイルムとリン以外の主人公の資料もつけてほしいです。


河野幸子さんデザイン以外のオリキャラの資料も欲しいのですよ。


無理かなあ……。



某巨大掲示板から拾った情報ですが、角川から今までスパロボに登場したオリジナルキャラクター全ての設定集のようなものが


発売するとの情報がありました。ソースを見つけていないので真偽は分かりませんが、


もし発売されるのであれば、姫様の設定資料がある可能性が高いと思われます。


情報では、3月発売予定だとか。


信じたいよ、この情報。ケイブンシャさんがお亡くなりになられてから、オリキャラの資料はなかなか手に入らないものとなっています。


公式サイトに行けばOG2に出ているキャラの資料は見れますが、紙媒体のものが欲しいです。


テストは3日で終わりなので、ブログでの連載とかの再開もそれ以降。


1話だけ書いて放っておいた「紅茶話」の続きを書く予定です。



テストが近かったりバイト始めたりでこちらのブログどころか本館の日記もままならない状況ですよ。


第2次αは11話までクリアしました。クロスボーンガンダムX2を欠片も改造していなかった私がバカでした。


そういえば、今年のスパロボの感謝祭のタイトルが「鋼のOG祭り」だそうですね。


某錬金術師?というのは冗談で、OG祭りというこれまでの感謝祭とは違ったタイトルが気になります。


たぶん、OG3の発表があるんだろうなあ……。


OGシリーズは未プレイです。やってみたいのは山々なのですが、


ハードがなければ意味がない。GBアドバンス?持っているわけがない。


ゲームボーイ系統のソフトはすべてスーパーゲームボーイでプレイしていたので……と話がずれた。


参戦作品sよりはむしろバンプレストオリジナル勢が好きなのに、OGを全くプレイしていない私ですが、


そんな私にもプレイする機会が巡ってきそうです。


冒頭でバイトを始めたと述べましたが、そのお給料でDSを購入する予定なのです。


普段は異様に高いゲームのハードを買おうものなら怒る母も、喜んでGOサインを出しました。


何故って、母は、脳を鍛える大人のDSトレーニングをやりたがっているからです。


DSとこのソフトを買ったら、それだけでお給料吹っ飛びそうです。


OGシリーズは中古市場でも異様に高かった気がします。どうしよう。


DSを買うので、OG3でも何でも来いや!と言いたいところですが、


これでOG3がPSPやPS2で出たらどうしよう。


アドバンスの後継機がDSなので大丈夫だと踏んでいるのですが、ねぇ?



第3次αを先にプレイしておいて、本当に遅いとは思いましたが、


第2次スーパーロボット大戦αを購入し、アラド編で始めました。


第3次αが発売される前に買おうと思ったんだけどね……、中古にしては異様に高かったのですよ。


家の近くの中古ゲーム店では大抵3000円前後で、高いと感じたのですよ……。


それが、昨日買い物の帰りに立ち寄ってみたら、1980円で売っていたので、これは買わなくてはと思い、購入。


帰ってお風呂掃除をした後にプレイ開始しました。





1話目をクリアしての感想は、テンポ悪い。


第3次αは戦闘シーン早送りや途中カットが出来たので、見たいところだけ見て終わりって出来たのですが、


そうか、出来ないんだね……。


他にも第3次αで出来た機能がなかったので、少し不便に感じました。


第3次αはSEED参戦でご新規さんが増えるとの見通しがついていたから、そのための便利機能を沢山搭載したのでしょう。


それと、第2次αは初めてやったはずなのに、懐かしさを感じました。


と言うのは、シナリオデモでの演出や、マップでのタイトルの出し方が旧シリーズに似ていたからです。


第3次αや無印α、α外伝のシナリオデモでは左右に人がいましたが、第2次αでは上下に人がいるのですね。


各話タイトルも「α」の文字をバックにしてタイトルを出すのではなく、マップ上で白文字で表示していて、


懐かしいな、と思いました。嗚呼スパロボ初心者でマップセーブなんて知らなかったあの日々。


戦闘カットできなくて1マップクリアするのに3時間かかっていたあの日々。


第4次SはクリアしたけどFは挫折したっけ……。





現在6話の途中。「クォヴレー編に繋がるから」という理由で始めたアラド編ですが


(自分で言っておいてなんだが、この理由は酷いと思う)、


好きなWの面々や、気になっていたクロスボーンガンダムが初めの方から出てきて面白いです。


細々とした感想を箇条書きで。


・そういえばスタート画面も旧シリーズに似ている気がする。


・アラドの顔が第3次αと少し違う気がする。目が小さいような……気のせい?


・最初から何してくれるんですかヤザン大尉。


・ヒイロの偽名がデュオ。笑わせて頂きました(笑う場面じゃなかったかな?)。


・五飛、お前は堂々としすぎだ。


・第一話でカミーユとかを撃墜するとき、(大げさにやっておいた方がいいな)と思うロンド・ベルの面々が素敵。


 だけど、カミーユやコウはともかく、ファは余裕かましている場合じゃないと思った。


・ゼオラが洗脳されているみたいで怖い。可愛いのになあ……


・ヒュッケバインMkⅢが出てきて、換装パーツがどうとか言っていたので、「これは無印αのリアル系ルートの引継ぎなのか」と思ってしまった。


・α3のサブシナリオでマイが乗っているから違うみたいだけど。


・信じるこーこーろが あーるならー♪


・アラドはパイロットとしては落ちこぼれらしいけど、兵糧攻め要員としては最適。


・クロスボーンガンダムの戦闘BGMがイイ!ノリがいいなあ……。


・シーブックにセシリーはいつの間にあんなに変わってしまったのですか……。


・アンナマリーが仲間としていたことに驚いた……第4次Sじゃ敵だったよね、あなた。


・いや私はブルージュって名前の響きで覚えていたんですけど(サガフロ好きなので)。


・SP回復が養成で取得できることに驚き。でも、まだ確認していないけど、サイズ差補正無視ってありました?


・ダイターンやダイモスの攻撃力の高さにはお世話になりました。


無印αはちゃんとクリアしているので、話が繋がっていて理解できて面白いです。


第3次αは分からない部分もあったからなあ……続きモノは順を追ってキチンとプレイしなければ、ですね。






セレーナ編をちゃんとクリアしました。


ターン数は余裕でしたが、熟練度が足りず、今回は「終焉の銀河」にたどり着きました。


一周目クォヴレー編は熟練度フルゲット&裏技使って「今遥か…」だったのです。


「終焉の銀河」では、現代の、地球のある銀河が見渡せる場所が舞台なのですね。


1万2000年後の地球上空が舞台の「今遥か…」とはやはり違いますね。


たぶん「今遥か…」はトップをねらえの原作に基づいた展開なのでしょうけど、


こちらの方が展開的に燃えました。タシロ艦長の台詞も違いますし


(終焉の~では、長い時間をかけてでも地球に帰ることを命令し、


 今遥か~では、神壱号作戦の終了を告げた上で、この地球で生きていくことを命令してます)


最終話をざっと見た感想。


正式EDと思われる「今遥か~」よりも燃える展開でした。


現代にいるからか、イルイがαナンバーズを愛する人たちを連れてきてくれるし、


姫さまが出るし(そこか)、何よりGONG合唱のシーン。


今遥か~がミンメイが残してくれたもの(本人はそこにいない)に対し、


終焉の~は、駆けつけたブンドルが指揮をとり、ミンメイとバサラが同時に歌い、その後みんなで合唱。


今遥か~は大人のイルイが味方になってくれるのはいいけど、終焉の銀河を見ると、イマイチ物足りなく感じます。





最終話でのセレーナ。


相変わらず毒舌恨み節を発揮してくれますが、彼女で霊帝にトドメを刺したときの台詞が印象的でした。


切なげな表情をして、「アディオス、霊帝… アディオス、私の戦い…」


反則だ……!今までセレーナさんのシナリオを追って来ただけに、この台詞が胸に来るものがありました。


これが必ず聞ける台詞じゃないのが何とも。


セレーナ編をプレイしている方は、トドメは是非、セレーナの最強武器「ルス・バイラリーナ・バイレ」で!





セレーナ編全体の感想。


ストーリー、カットイン等で賛否両論あるセレーナ編でしたが、私は好きです。


カットインが気持ち悪いと仰せの方もいますが、アレはアレでありじゃないでしょうか(笑


普段のカットインもいいけど、ルス・バイラリーナ・バイレのエルマと一緒のカットインが好き。


この武器は何かと使い勝手がよく感じたので、援護に使ってました。強い強い。


セレーナさんは音楽も大好きでした。後継機の「INVISIBLE AS」はさることながら、


最初の「CRYING SURVIVOR」もいい味出してます。


最終話で、セレーナが霊帝を止めるべく飛び出したときに「CRYING~」が流れて痺れました。


敢えて「INVISIBLE~」を流さないところがいい。


セレーナというキャラクターの感想。


一途な人ですね。そして、チーム・ジェルバが本当に好きだったんですね。


ザフト潜入もスレイを撃ったのも、全ては敵討ちのためだけ。


αナンバーズとともに行動することによって、復讐の心が薄れていくのを恐れたようですが、


バルマー星に行ってもラスボス戦でも隊長の敵ー!と言っているところを見ると、


どうも復讐の心は忘れていなかったような気もしますが。


ベストシーンには35話の最後で見せる涙や44話をあげる方が多いですが、


私は敢えて55話でスペクトラを倒したシーンをあげます。


みんなの敵は討ったけど、それでも地獄でまた会うんだろうね、と話すセレーナは切なげでした。


アルマナ姫に対する仕打ちが酷いと言う方もいますが、アレもありだと思います。


「反吐が出ますね!」のシーンでなんだかスッキリした覚えがあります。


姫様は、各主人公に出会って、色んなものを学んだあとの姫様だから私は好きなのです。


気まぐれで捕虜になってたセレーナを上から見下す視点で哀れに思って匿い、


陛下至上主義、バルマー至上主義で、「バルマーのために尽くしましょうね」という意の台詞を


微笑みながら言い放つ姫様ははっきり言いますと好きじゃありません。


いやはや、ホント、あの姫様は世間知らずのお姫様だ。


最初は「このシナリオ、大丈夫かな……」と思っていましたが、思いのほかセレーナさんを好きになりました。


ザフト赤服4人衆との絡みも良かった、な。


ニコルが死ぬのを目撃したセレーナが「エルマ、見ちゃ駄目よ……」という台詞が妙に残っています。


それと、イザークが仲間になる挿入シーンでもいい味出してた。これでこそセレーナ!


OGにも出て欲しい、そしてあの反則的なMAP兵器で撃墜王になって欲しいです。


便利だったなー、あのMAP兵器。





さてさて、「終焉の銀河」のデータを引き継いだ3周目はトウマ編。


アルマナ姫さまが惚れるということで、地雷原突入です。クォヴマナ派の私が果たしてクリアできるのでしょうか。


1話までクリアしたのですが、ミナキ可愛い。


ミナキの笑顔が可愛い。何だあれ、反則だ。


もういいよ、最初からこんなに可愛い彼女がいるなら早くくっ付け!


何回かお届け物をして、ミナキに惚れていたらしいトウマ、1話の最後でやっと名前が分かって


遠のく意識でたぶん喜びながら気絶するあなた、純情ですね……


だけど、ミナキは色んな意味で一筋縄ではいかないようだ……ね。



セレーナ編を一応のところクリアして、3周目に突入しました。


ただし、イデエンドでクリア。


初めて見ましたイデエンド、あんまりにもあんまりであんまりなので、後ほどやり直します。





イデルート最終話「銀河に君と」。


このマップ限定のBGM「コスモスへ」の、全ての終わりを感じさせる悲しく切ない調べが流れる中、


成功させなければならないカルネアデス計画は、宇宙怪獣の予想よりも早い襲来で潰れ、


バッフクランとは遂に和解できぬまま、最後まで諦めずに抗戦するαナンバーズ。


しかし、争い続ける人々にイデが審判を下す……というお話でした。


いつもはね……バルマーだろうと宇宙怪獣だろうと勇気をもって立ち向かうαナンバーズが、


この話の戦闘前台詞では絶望を見せ付けられ、弱気な発言ばかり。


それでも抗おうと戦いますが………。


セレーナとエルマの台詞が印象的でした。


復讐のために何が何でも生き抜いてきたセレーナが、もう終わりなのよと絶望に暮れ、


何を言ってるんですかとエルマが返すも、セレーナの様子は変わらない。


敵の戦艦を撃墜したところで、イデが発動、その光で全てが消えていく。


最後にメシア(ベスとカララの子供)が因果宇宙の果てに浮かんで、そのままTHE END でした。


せっかくなので、データを保存しましたが、やっぱりこんな終わりはイヤです。


その前のデータもちゃんと残してあるので、そこから60話「終焉の銀河」へ向かいます。





保存したデータで3周目、選んだ主人公はクォヴレー。


2周目を始める際、今度もクォヴレーでやろうと思ってやってみたら、2話で飽きてました(おい)。


セレーナ編をプレイして、改めてクォヴレー編をやったら非常に面白かったです。


やっぱり間って大事ですね。現在クォヴレー編は3話までクリア。


年内でセレーナ編は正規エンディングまで進めて、そのデータは地雷のトウマ編に引き継がせます。






さあいい加減終わりにしましょう。


もうとっくに秋は過ぎ去ってしまいました。たしかこの小説書き始めたのは先々月。


構想は練っているけど実行に移さない悪い例ですね。みなさん真似しないようにしましょう。


それでは本編どうぞ。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「クレープ…………?」


何となく、語尾を上げてアルマナが口にした単語を繰り返した。


クレープについては知っている。小麦粉と卵と牛乳、それに砂糖を加えたほんのり甘い生地の上に


生クリームや苺やバナナなどの甘い果実をトッピングし、生地を折り畳んで食べる菓子。


多少の違いはあれど、どの平行世界でも共通している食べ物であり、女性や子供が好んで食べるもの。


人通りの多い街角に、調理機械を乗せた小さめのワゴンが止まったならば、10分もしないうちに行列ができる。


甘いものは嫌いではないが好きではないクォヴレーが、興味を抱いて行列の最後尾に並んだ時は、甘くないクレープを勧められた。


ミートクレープという、牛ひき肉と玉ねぎ、マッシュルームが生地に巻かれてある変り種のクレープだ。


店の主は、男性だから甘いものが苦手だろうという憶測から勧めたのであろう。小腹が空いていた彼には大して腹に溜まりそうにない甘いクレープよりも、ひき肉が詰ったこのクレープの方が都合が良かった。





クレープを食べながら歩く人々は皆、幸せそうに笑っていた。





「駄目………ですか?」


頭1つ分大きなクォヴレーの目を、懇願する上目遣いでアルマナは見つめた。


平行世界での出来事を頭の中に映し出してたクォヴレーは、珍しくアルマナへの返事を遅らせてしまった。


普段はすぐに返ってくる返事が返って来ないのを、躊躇いと取ったのか、アルマナは少しだけ落ち込んだ顔をしていた。


「いや……そんなことはない。


 アルマナ、相変わらず甘いものが好きなんだな」


「…え、ええ!?そうですか!?」


不意に弱点を突かれたような気がして、アルマナは慌てふためく。


ただ甘いものが好きだと言い当てただけなのに、過ぎるほど慌てるアルマナが可愛らしくておかしくて、


クォヴレーは、くっくっ、と出来るだけ声を抑えながら笑った。


「オレがαナンバーズにいて、お前も艦に滞在していた頃、コーヒーを飲もうとして諦めてただろう?」





まだこの世界での戦いが続いていた頃。


バルマー星が流星雨によって崩壊し、バルマーの民は一時的にαナンバーズと行動をともにしていた時期があった。


クォヴレーがアルマナを人質に取ったり、アルマナが命を狙われたためにαナンバーズの艦に密航したりなど、


様々な事件を経て、アルマナは、運命という枷をはめられつつもそれに抗うクォヴレーに心惹かれていた。


恋をし始めた頃というのは、相手との親近感を感じたい、とか、相手との共通点を見つけたい、などと思うものであり、


この時、これが恋という感情なのか分かっていなかった世間知らずの姫様でもそれは例外ではない。


食堂の機械でインスタントコーヒーを頼んだクォヴレーに、「私にも同じものをお願いします」と言ってしまったのが事の始まりである。


地球ではポピュラーである飲み物でも、バルマーの人間であるアルマナにとっては未知の飲み物で


あったが、


深い黒に近い茶色の液体から発せられる匂いはとてもいい香ばしい良い匂いがし、クォヴレーはそれを飲んでほっと一息ついていたので、これは美味しい飲み物なのだと彼女は認識した。


どんな味がするのだろうと、期待しながら口をつけたアルマナの表情が一変するのは数秒後。


辛そうな顔をしているアルマナにクォヴレーは大丈夫か、と声を掛けたが、大丈夫です、の一点張り。


顔色の冴えないアルマナを見て、ルリアが怒鳴り込んできたのは10分後のことであった。


その後、アルマナはゼオラに勧められたケーキという菓子で口直しをしたのだが、こちらは大変気に入ったらしく、新しいバルマーの街には是非ケーキ屋を作りたいと話している。





「だって……あれから皆さんに地球の街並を案内して頂いたときに、甘くて美味しいものを


 いくつも紹介して頂いたんですもの……どれも美味しいものばかりでした。


 だけど、クレープはまだ食べたことがなくて……」


「分かった、別に悪いと言っている訳じゃない。


 あそこにワゴンが来ているから、そこで好きなクレープを選ぶといい」


クォヴレーが指差す先には白いワゴンが停まっている。


えんじ色のイタリック体で描かれているロゴは、確か有名なクレープの店のものだったはずだ。


「ありがとう」


一言だが、十分に感謝の気持ちが込められた言葉とともに、アルマナがクォヴレーに笑いかけた。


行きましょうクォヴレーと、彼の腕を組んでアルマナがワゴンへと歩き始める。


腕を組まれたクォヴレーは、しばらくアルマナの顔を正視することが出来なかった。


























辛い時間はなかなか過ぎないのに、楽しい時間は瞬く暇もなく過ぎ去ってしまう。


日はとっぷりと暮れ、夜の藍色が空全体を覆っている。けれど今日はそれほど暗い夜ではない。


大きな満月が空高く昇り、柔らかな光で地上を照らしている。


クォヴレーとアルマナは今日、待ち合わせをした公園に戻っていた。





アルマナの手には、大きい箱や平たい箱、小さいが細やかで美しい装飾がなされている箱が抱えられている。


「こんなによかったのですか……?あなたはこれから平行世界を回らなくてはいけないのに……」


「気にするな、これも埋め合わせの1つだ。それに、これから平行世界を回るからこそ、だ。


 ………この滞在が終われば、またしばらく会えなくなるからな」


またしばらく会えなくなる。


想いは通じているのに、会いたいときに会えない、この事実は受け入れなければならないものだ。


クォヴレーは平行世界を守るために、アルマナはバルマーを支えるために。


いつか、何もかもが終わって、一緒になれる日が来る――――その日が来ることを願いながら、また会えない日々がやってくる。


分かってはいるけど、別れは辛い。また会えると分かっていても。


しばし、沈黙が続いたが、これを破ったのはアルマナだった。


「まだ、今日のお礼、していませんでしたね」


「礼はいい、気にするなと言っただろう」


「いえ、私がしたいんです、させてください」


「………分かった」


座っていたベンチから立ち上がり、15歩ほど前に進む。


「私、巫女であった頃は舞を踊っていたのです。


 あなたの使命も、私の使命も、一日でも早く果たすことが出来るように願って踊ります」


ひらり、ふわり、くるり、ひらり。


地球の満月に照らされながら、アルマナが舞い踊る。


巫女の服ではなく、地球の少女が着るものを着て踊っているのに、


また、ここは舞台などではなく、ただの公園に過ぎないのに、彼女の舞いは十分映えている。


何事にも、その道に長けた名手である場合、時と場合は選ばないという。


巫女は舞を踊り願いをこめるものと聞いていたが、それはバルマーのズフィルードの巫女でも同じなのだろう。


そして、それゆえアルマナは舞いの名手になったのだろう。


あまり芸術等の分野に詳しくないクォヴレーでも、アルマナの舞いからそれを知ることが出来た。





願い、望み、嬉しさ、使命、別れ、哀しみ、そして再会。


アルマナの踊りから、堪えきれずに溢れ出した感情が伝わってくる。


短い時間でも再会できることの喜び、果たさねばならぬ使命、ひと時でも離れなければいけない哀しみ。





(まるで、月のようだ)





月は満ち、そして欠け、それを繰り返す。


現在の自身と彼女の状況は、月の満ち欠けに似ている。


喜びに満ちたと思えば欠けていく。哀しみや辛みがなくなったと思えば満ちていく。





けれど、自分たちはそれを繰り返すだけの不安定な存在ではない。





今はまだ、だけどいつか。


望んだ未来が来ることを祈って、クォヴレーが空に浮かぶ満月を見上げた。





(終)


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――





短くするが目標だったのに、前より長くなりました。


いちゃいちゃ目指したのに、シリアスになりました。


目標が達成できません。めそめそ。



カテゴリ追加。今までスパロボのことしか書いていませんでしたが、


一応更新用のブログなので、他のゲームのこともここに書きますよー。


さて、12月7日前後に発売が決定となった「ヴァルキリープロファイル・シルメリア」。


今現在分かっている情報から推測したり、近作に関わりがありそうな前作の情報をまとめます。






現在判明している情報



  • 今作の主人公はシルメリア。

  • 物語の舞台は数百年前、ディパンが中心?

  • シルメリアとアリーシャ(ディパンの王女)の意識が同居しあう?

  • オーディンの怒りを買い、シルメリアは無理矢理人間に転生させられた。

  • 基本3Dだが、前作のバトルシステムは引き継ぐ模様。

  • タイトルロゴの英文は、「The Destinies mend rifts in time as Man etches fate anew」






主人公がシルメリアと言うのが興味深いです。


彼女(の精神)は前作VPでは不死者の王ブラムスのところで魔晶石に封印されていました。


ここから、彼女がブラムスによって封印されるところまでを描くのかと予想がつきますが、


出来れば予想の斜め上を行って欲しい。


今回の舞台のディパンというのは、前作ではもう滅亡した都市です。


その原因も前作で明らかになっていますが(王が3人の魔導士にそそのかされて禁忌に触れ、


そのため三女神長女、アーリィによって処刑された……でいいはず)、


今作で滅亡が描かれることがあるのか?あれはアーリィが関わっており、今回の主人公はシルメリアのため、


それはないと思います。


ところで運命の三女神は姉妹の並び通りに転生しているのでしょうか?


シルメリア(末妹、ディパン健在)→アーリィ(長姉、ディパン滅亡)→レナス(中、ディパン滅亡後)


と考えると辻褄が合うような気がしないでもありません。


まあ、前作のオープニングでオーディンがレナスに「最も神格の高いそなたを呼び起こした」と言っていたので、ただの偶然に過ぎないのかも。


シルメリアはオーディンに無理矢理転生させられたそうです。


前作のレナスとシルメリアの関係とは違いますね。


「怒りを買い」とのことなので、そこらへんにブラムスが関わっているのかもしれません。


バトルは飛ばして、タイトルロゴ。


「どうしてタイトルロゴ?」かと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、


前作ではこのタイトルロゴの英文が真のエンディングの内容に関わるものだったのです。


ちなみに前作は「should deny divine destiny of the destinies」で訳は


「運命の女神が与えたもうた運命を拒絶すべし」。


今回の英訳を検索エンジンなどのサービスで無理に訳すとこうなります。


「Manが新たに運命にエッチングして、Destiniesは時間内の亀裂を直します」


………意味が伝わるような、伝わらないような。








VPシルメリアへの考察はここまでにして、今度は今作に関係のありそうな前作の情報をまとめてみましょう。


まずはキャラクターから。というか、キャラクターだけでほとんど説明つきそうだ。


※Aエンディングを前提として書いています。



  • レナス・ヴァルキュリア


 前作の主人公。アース神族、運命の三女神の次女。下のほうで結われた美しい銀の髪が特徴。


 コリアコンドル村の薄幸の少女・プラチナが転生(厳密にはレナスがプラチナに転生していた)した姿である。


 ヴァルキリーとは、人間から神へ、神から人間へと転生する特殊な存在である。


 神と人間との二面性を持つため、人間の心を理解し、エインフェリアを選定することが出来る。


 しかし、前作で彼女が招致された背景には、ラグナロク(神々の黄昏)という大きな戦争があった。


 更にプラチナは多感な少女であったため、彼女の記憶を残したままレナスを任務につけては、人間に感情移入しすぎて失敗する恐れがあった。


 そのため、オーディンはレナスの中のプラチナの記憶を封印し、任務につかせる。


 しかし、様々な人との出会い、そして何よりもプラチナであった頃の幼馴染、ルシオの存在、


 彼のまさに命を賭した行動により、レナスは記憶を取り戻すが、そこでオーディンが仕掛けたセキュリティが発動、


 アーリィが覚醒し、彼女は消滅しかけるものの、エインフェリアのアリューゼやメルティーナ、レナスに狂愛を捧げるレザード・ヴァレス、更にブラムスの活躍により、彼女は復活を遂げる。


 ラグナロクを迎え、オーディンは倒れ、荒廃したアスガルトでレナスはルシオを殺したロキと対峙する。


 一度、四宝ドラゴンオーブの力で世界は滅ぶが、レナスは復活した際、器であったホムンクルスと融合し、成長し、創造する力を得ていた。


 創造の力を以って、滅んだ世界を再生し、ロキを撃破した彼女は、新たなる世界の創造主となった。



  • アーリィ・ヴァルキュリア


 運命の三女神の長女。濡羽の戦乙女。ディパンを滅亡させた原因といえば原因。


 レナスが記憶を取り戻した際、彼女がレナスに代わってヴァルキリーとしての使命を果たすよう仕組まれていたのだが、


 彼女の復活は望まれたものではなく、アリューゼやメルティーナ、レザード、そしてブラムスの手によって消滅する。


 描かれる場面は少ないが、言動から見ると残忍な性格であるようだ。


 再生された世界で存在しているのかは不明である。



  • シルメリア・ヴァルキュリア


 運命の三女神の三女。浅葱の戦乙女。


 経緯は不明だが、随分と前からブラムスの玉座にある魔晶石の中に封印されており、実質上アース神族に対する人質となっている。


 ただ、ゲーム中のブラムスは正々堂々とした勝負を好むようなので、ブラムスが人質にしたのではないのではないかという見解多し。


 ブラムスはドラゴンオーブによる終末の炎を避けるなり防ぐなりして生き延びたようであり、


 Aエンディングの本当に最後に「行くぞ、シルメリア」という言葉を残しているので、どうやら彼女は再生した世界で、”レナスによる創造を受けていない”数少ない者達の1人であるようだ?



  • オーディン


 アース神族の王。玉座で策略を巡らすことを好み、戦争の際に様々なことをしていたようだが、


 ラグナロクの際、ロキとの戦いに敗れて死亡。


 再生された世界で存在しているかは不明。








また後で編集します。



もう残すところあと10話を切りました!


……ここからがまた長いんだけどねぇ。


48話のムゲ野郎や甦った悪役たちよりも、49話のゲペルニッチの方が倒すのに苦労しました。


今更ながらプロトデビルンの能力は嫌らしいなの実感しました。


全属性ダメージを半減でしたっけ?格闘370、10段階改造、魂をかけたルス・バイラリーナ・バイレでも


25000行ってたか。歌を歌えば軒並み30000喰らわせられるのでありがたかった。


前回プレイではフラグを立て忘れて仲間にし損ねたガビルもちゃんと仲間にしました。


前々からフラグを立ててなくても、49話のフラグのみで仲間に出来るのは良かった。


まだ例の「○○美!」のイベントは拝んでおりませんが、面白いそうなので期待してます。


ゼオラだと「振動美!」だそうで。……どこ見ているんですかガビルさん。


50話はさくさくっとクリア。ベミドバンもジュモーラも撃墜して強化パーツもきっちりゲット。


ヘルモーズよりもズフィルードの方がHPが低いっていうのはどうかと以前から思っております。


「わはははは、真の姿だ!!」と言って弱体化するラスボスみたいだ。


51話はSEEDストーリー最終章。


自分のプレイの仕方が変なのか、それとも仕様なのかは知りませんが、ちょっと笑ってしまった。


まず、核ミサイルは3ターンくらいで全て撃墜。セレーナさんのMAP兵器大活躍。


使い勝手が良すぎます。バンプレイオスのテレキネシスミサイルもいいですが、こちらはちょっと範囲が狭いですね。


ハイペリオンのMAP兵器も活躍。そんな一機一機落としていられますか。


全部核ミサイルを落としきったところで、ジェネシス発動!


ここまでフラグを立てて仲間になる予定のイザークが叫びます。


「下がれ!!αナンバーズ!!!」


スパロボだからかなんなのか知りませんが、イザークは意外といい人ですね(SEEDは未見)。


実は寂しがりやという印象もあります。一周目は間違ってディアッカをキラの小隊に入れてしまったため、


(強制出撃組に入れると小隊長の変更が出来ないなんて気付かなかった)


フラグは立っていたのに仲間に出来ないため、泣く泣く落としたのですが、


そのときに「あとは任せるぞ、αナンバーズ」と言うような内容を話して撃墜され、そのあと


ディアッカが「何だかんだ言ってないで入ればいいのに」と言う旨の話をしたので、


寂しがりやだという印象が残りました。


そんなイザークの話はまた後ですることにして、ジェネシス発動、発射。


イザークの言葉でαナンバーズはジェネシスを回避。憎き三輪長官率いる地球連邦軍がその餌食になり、


長官はあっけない最期を遂げました、が。


ジェネシスの発射後、次々と撃墜されていく連邦軍の機体。ですが、最後の一機だけ撃墜されません。


あれ?おかしいな?バグかな?その機体はハンブラビ。


すごい!すごいよ!!ヤザン!!Ω線をアレだけ浴びても生きているなんて!!


一撃で月基地が破壊される最終兵器を喰らって生きているなんて!!


……仕様ですね。たぶんこのヤザンはカミーユを狙っていたんだと思います。


前編マップでイザークを仲間にし、フラグを立てて、後編マップでちゃんと出てきたので仲間になった様子。


ここでのイザークの台詞は熱かったですな。「貴様の駒として優秀だったんだろ!?」だったかな?


クルーゼ隊長にあんな啖呵を切るイザークはSEEDで見られたのでしょうか?


出来ればVS台詞も見たかったのですが、機体がデュエルじゃやる気もしない。


そんでもってここでもヤザン。ヤザンの最期、しかと見届けました。


クルーゼ隊長に一方的に攻撃されて撃墜しました。


あー……そういえば敵同士だったか。面白かったよヤザン。今回のあなたは輝いていました。


ゼオラに「お前はアラドのそばにいれればそれでいいんだろ」と言い切ったあなたは素敵でした。


連合軍3Gの生体CPUにセクハラする姿は立派でした。最後はカミーユでトドメを刺してあげたかったです。


ちゃんとイザークが仲間になり、次のインターミッションでその話が追加されます。


先に見ましたが、まあ随分と丸くなったこと。キラが自分がつけた傷は大丈夫かと話すと、


「これは愚かな自分への戒めだ」といい、ザフト時代仲の悪かった五飛とも和解した様子。


αナンバーズの中にいればナチュラルだのコーディネーターだのがいかにちっぽけであることが十二分に分かると思います。


ディアッカとミリィの仲が知れたらどうなるかと期待しつつ、終焉の銀河まで突っ走りましょう。


現在熟練度49、総ターン数307 


このまま行くと「今遥か…」なので、熟練度で調整して「終焉の銀河」に向かいます。


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